6月23日のこと。曇り後雨
ここ数日の真夏日晴天が嘘のような梅雨空の下、春のお花見二ヶ領用水ランが消化不良だったのでリベンジ・ラン
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鹿島田駅前の大師堀遊歩道(仮称)をスタート、二ヶ領本流を上河原堤堰(中野島取入口)まで、多摩川ロードを下って宿河原取水口から二ヶ領宿河原線を久地へ戻り、久地円筒分水から根方堀(暗渠)を溝口駅付近まで。総走行距離は、28.9km。何回かに分けてUPする。Googleマップは鋭意作成中
簡易マップを貼っておく→
ランのスタートは日吉駅。鹿島田駅に向かってUPラン、3.2km。鹿島田から上河原堤堰までは17.6km。久地の本流分岐までは2回目なので、春の巻で漏れたところをピックアップする。
鹿島田駅前の遊歩道は二筋あり、駅側が町田堀、その東隣が大師堀(1)である。二ヶ領用水本流(川崎堀)は南武線付近の鹿島田堰下流から町田堀・大師堀に分かれる。今回は流れを遡る
国道409号線の北側にも遊歩道が続いていて、土木学会選奨土木遺産2012「二ヶ領用水」のプレートとともに(2)「わが国初の公営工業用水道水源 稲毛・川崎二ヶ領用水余剰水取水口跡」の説明版が。ポケットパークになっている。取水口は脇にあって、平間配水所(旧平間浄水場)に続く。



鹿島田堰前までは暗渠だったが、堰の上流は流れが露出。横須賀線の御幸跨線橋(3)を渡る。すでにこの付近では桜並木が始まっている。二ヶ領用水沿いは高低差を感じないコースなので、跨線橋と陸橋が唯一の難関。
スタートから4km、武蔵小杉の渋川水門(4)にて、たくさん実った梅の実を眺めていたらピヨピヨと甲高い声がした。カルガモ親子だった。桜の名所ということでは、渋川の桜・住吉の桜が有名。

今井上町緑道(5)でも悠々と流れるカルガモをたくさん見た。カルガモの川流れ
用水は中原街道と交差し、第三京浜をくぐって続く。境橋の西際に蛇行する川の跡、二子坂戸緑道(7)が整備されている。かつての二ヶ領用水本流はこちらで(昭和16年に現在の流れになった)、石橋が架けられていたので当時の石橋供養塔(6)が残っている。この付近から川沿いの枝垂桜が盛大に枝垂れて、枝葉が流れを覆いつくしていた。


田園都市線に近づいていくと、建物が立て込みだす。スタートから9km付近、(8)新雁追橋の袂に雁追橋の案内板。雁追橋は旧平瀬川に架かっていたので、ここにある橋は「新」。現在の平瀬川は久地円筒分水脇を流れているが、以前は現在の溝口1丁目24番付近で旧川崎堀と合流した(石橋と流れの跡が残っている)。

大山道青山通り(矢倉沢往還)と交差。大石橋(9)を見るのは春から3回目だ。
前回の鎌倉街道中道・大山道青山通りラン(5/26)では、川沿いにタチアオイが咲いていたが、この日はもう終盤。アジサイも終盤だったので、彩りが少ないランだった。だが、大山道より北側の枝垂桜並木は適度な間隔があるので見栄えが良い
田園都市線から500mほど先、国道246号線(10)切通陸橋から見た溝口方面と久地方面。ホントに曇天だなー
スタートから10km付近、(11)久地円筒分水に到着
この豊かな水流は曇天でも見飽きない。春の桜も良かったなー。ここのアジサイはまだ綺麗だ
二ヶ領用水本流が平瀬川の下をくぐってサイホンの原理で円筒に溢れ出て、4つの堀(久地堀・六ヶ村堀・根方堀・川崎堀)に分水されるのだ。



写真右上、白線が六ヶ村堀、青線が久地堀、緑線が根方堀。あとでここに戻って根方堀探索する予定だった。一応、実行した。その巻は後日UP。
久地円筒分水のすぐ脇を流れる現在の(12)平瀬川→ 平瀬川トンネルだよ。この時は、どーゆーこと?って思っていたが、学習の結果、既に述べたように旧平瀬川は溝口で旧川崎堀と合流していたんだね。溝口の町を水害から守るため、津田山にトンネルを掘って多摩川に直接流れるようにしたそう。それも1本では足りなかったので、2本目を造ったと。
まだスタートから10km。続く
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